8月4日の読売新聞2面に、「SNS・動画 長時間利用成績低く」という見出しで記事が掲載された。2026年度の全国学力・学習状況調査の成績とアンケート調査の分析で、SNSの利用や動画視聴が長いほど、正答率やスコアが低くなる傾向が、全ての教科でみられたという。
3時間以上SNSや動画視聴の利用時間を示すグラフが下のグラフだ。これには、「学習時間やゲームをする時間」が除かれているにもかかわらず、この結果である。2024年から2026年度の急増が、小6も中3も凄まじい。

成績に関しては、次のような結果だ。算数・数学の正答率を比較すると
SNSなど4時間以上視聴 小学生→47.7% 中学生→48.7%
〃 30分未満 小学生→68.6% 中学生→69.9%
となる。小学生も中学生もSNSなどの視聴時間によって、20ポイント以上の差がある。
記事の書きぶりから、「SNSなどの視聴時間が長いほど、成績が低い」と読める。つまり、SNSや動画視聴などが成績低下の原因という捉え方だ。だが、その逆も考えらえる。成績が低い児童・生徒ほど、SNSや動画視聴時間が長いという事である。この二つの事象のどちらが原因になっているのかは、この調査結果からは分からない。強い相関関係があるとは言えても、因果関係までは統計学的には言えないという事だ。
それにしても、世間的には、「SNSや動画視聴が原因だろう」と思われても仕方がない。全体的に学習時間が減っているという傾向にあるようだが、誰しもが1日24時間しか持ちえない中で、それをどのように使うかは極めて重要なのだ。SNS・動画視聴に時間を使えば、その分学習時間が減るというのは、単純な足し算・引き算の問題である。
SNSの年齢制限の問題が、子ども家庭庁で議論されていると思うが、学力の低下に関しても危機的な問題ではないだろうか。早急に年齢制限の議論を加速すべきだと思う。

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