11月9日から読売新聞社会面で、標記の連載が始まった。上中下の3日間の連載のようだ。初日の9日は、埼玉県川口市のいじめ事案、10日は富山県富山市のいじめ事案である。両事案ともいじめ被害者は、自ら命を絶っている。いじめ防止法が成立して10年、いじめ事案は増加し、かつ命を失う子どもも後を絶たない。両事案とも、重大事案として第三者委員会が立ち上げられ、調査が行われた。学校の認識不足、対応の甘さが報告されている。
「学校も先生もぼくがくるしんでいても何もしてくれなかった」
「いじめへの認識が甘かった」と教育長が謝罪
等が新聞面に書かれている。法律が施行されて10年も経過するのに、この学校や教師の対応、認識はないだろうと思う。問題は、学校関係者(教育委員会も含めて)がなぜこのような認識なのかということである。この点、上・中の記事では記載されていなかった。ここが最大の問題である。読売新聞の記者は、この点を突っ込んで取材したのだろうか。少なくとも、いじめによって人の命が奪われているのである。担任に直接取材できなくても、管理職にはもっと突っ込んだ取材をするべきだろう。そうでないと、映画「怪物」のような校長や学校がますます増える。
下の記事に期待したいと思う。
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