7月18日の読売新聞に掲載されている「人生案内」に「他人に心開かず親友いない娘」という見出しで相談が寄せられていた。相談内容は10代の一人っ子の娘に「親友」と呼べる友人がいないという相談だ。娘さんは、幼少期から学校に友人がおり、家庭でも学校や友人の事をよく話すという。だが、学校以外では一緒に遊ばず、自宅で絵を描くなどをしていたという。
現在、専門学校に通っているが、AIに本音を話したり相談したりしていることが多く。「在学期間の2年間しか付き合わない友人に本音を話す必要ない」と割り切っているというのだ。
母親は、親友がいないことを自分の経験から相当心配しているようだが、私からすると、なかなかユニークなお子さんではないかと思う。19歳の娘さんは、もう大人だ。自分の事は自分で決めればよい。幼少期には友人もいたというのだから、コミュニケーション能力も問題ないだろう。この状態が娘さんの「人付き合いの距離」なのではないか。
娘さん自身が、親友がいないことに一向に困っていないのだから、周囲がとやかく言って、解決するものではない。逆に相談者である母親が、親友と仲良く外出したり、相談したりすることを見せて、「親友の良さ」を娘さんに見せればよい。その姿を価値があるものと見るかどうかは、娘さん次第と言える。
どちらにしろ、19歳の娘さんに親友がいるとかいないとかを、思い悩む親は過保護と言える。自分の足で歩んでいかなければならない時期なのだから、もっと距離を置いて、親友の良さを実感している母親の背中を見せてあげてはどうか。

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