妹尾氏の同志社国際高校に関する見解

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 6月21日に教育評論家の妹尾氏が、同志社国際高校の沖縄研修旅行中の辺野古での事故について、見解を出した。タイトルは、「なぜ『異論』が出ない?教員の相互不干渉が蔓延か…同志社国際高校・辺野古事故から考える”学校ならではの風土”の問題点」というものである。詳しい内容は以下のURLに掲載されている。

https://toyokeizai.net/articles/-/948303?display=b

 この妹尾氏の見解の中では、文科省の教育基本法違反という見解については、詳しく述べられていない。どちらかと言えば、同校の安全管理に関する問題を中心に論じられており、事故を起こした同校の体質を「教員の相互不干渉の蔓延」「心理的安全性の低さ」にあるのではないかと述べている。心理的安全性の低さとは、「心理的安全性は、率直であるということであり、建設的に反対したり気兼ねなく考えを交換し合ったりできるということ」である。私立高校である同校は、一旦採用が決まれば、長期の就職が保障され、人間関係の固定や閉鎖性が発生しやすい。

私が勤めた公立高校では、転勤という制度があるが、それでも20代の頃は、20年、30年と同じ学校に勤めた教員がいた。転勤に関する大阪府教育庁の制度が整ったおかげで、風通しがいくらかマシになったが、進学校ばかり勤務する教員が存在することも事実だ。妹尾氏が指摘する組織の問題は確かに存在したのではないかと思う。

ただ、今回の問題は、やはり教育基本法の政治的中立性違反の問題を除いては語ることができない。この点については、同校が第三者委員会を設置し、調査を進めているので現時点で詳細な事実関係は分からない。報道や生徒の手記によると、この沖縄研修旅行は、現校長が学年主任の時から始まったと言われており、生徒の中にも「校長は共産党」といううわさが流れるような状態だったという。となると、同志社国際高校の教職員集団の政治性、思想性が問題となる。思想性に問題がある教員を校長にするような学校法人のガバナンスも問題だろうし、多くの教員が左派的な政治性、思想性を帯びている体質があるなら、それもまた原因のひとつだろう。

なぜ、この修学旅行が始まったのか。違法行為を繰り返す辺野古基地反対協議会との連携がなぜ行われ、そのことに関する疑義は出たのか。または出なかったのか。疑義が出たとすればなぜ継続されたのか、疑義が出ないのはなぜなのか。違法行為を行っていますと生徒の前で宣言するような金井船長と連携しているのだ。普通は、「?」と思う教員がいてもおかしくない。それを継続しているという事は、校長の権力による異論封じ込めがあったのかもしれない。

第三者委員会の報告が待ち遠しいが、広島県の広陵高校のように概略しか報じないようなことはあってはならない。文科省も含め、京都府の所轄官庁がしっかりと指導すべきだろう。もし、広陵高校と同様の情報提供しかなされないならば、これこそ私立学校法の改正、授業料無償化の制度設計の見直し、私学助成の厳格的な運用が求められるだろう。国民の税金が今まで以上に投じられている私立高校である。公立高校並みのガバナンスが求められる。


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