何がか?今回の泉南市の生徒自死案件に関係する教員、管理職、教育長をはじめとする教育委員会関係者である。調査報告書には、対策案が示されている。
1.いじめや自殺防止の学習会の開催
2.本報告書を使った学習会の開催
3.教員の不適切な指導があったときの対応基準の作成
4.学校のより良い組織体制の構築に向けて
①教員の生徒指導・教育相談に関わる更なる研修の充実
②「学校いじめ防止基本方針」の点検と周知
③情報連携の強化と若手教員育成に向けたメンターチームの導入
④学校現場における業務改善に向けた総合教育会議での継続した論議
5.スクールカウンセラー・スクールソーシャルワーカー・スクールロイヤーの活用
6.子どもの権利に関する制度の見直しと実行化
である。この内容を見る限り、至極当たり前の項目が並ぶ。唯一、2の「本報告書を使った学習会の開催」だけが、オリジナルの事のように見える。ということは、泉南市の教育では、「当たり前のことが当たり前にできていない」現状があったということだ。今回の報告書にもそのことが見て取れる。例えば、
ア.生徒の人権を平然と踏みにじる発言をクラスの前で行い、反省も不十分な教員F
イ.教員Fの重大な生徒指導上の瑕疵を現場に居りながら、注意しない教員G
ウ.報告を受けながら、校長にも報告せず対応をサボタージュした教頭と生徒指導主事
エ.当該生徒やその兄、そして保護者の気持ちに寄り添おうとしない校長二人
オ.学校からの連絡を受けながら、適切な対応を指示しない教育委員会幹部
カ.市の条例委員会に対して不適切な対応を公然とした教育長
である。教育長に至っては、謝罪会見に臨むにあたり、ニタニタ笑っているところがテレビで放映されているのだ。こんな、根底から腐っている関係者がいるところでは、どんな対策案も実行力を持たない。
どうすればよいか!人事を刷新することだ。まずは、教育長を交代させることだろう。市長は、まずはここから着手しなければならない。「魚は頭から腐る」のだ。根底から腐っている泉南市の教育を立て直すためには、まずは「頭」のすげ替えから始めるべきだろう。市長は、維新系の市長だ。伝統的に維新は教育政策に関心が高い。良きにつけ悪しきにつけだが。それなら、まずは市長のリーダーシップを発揮することが重要である。
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