6月3日の夜9時、ニュースを見るのもしんどかったので、チャンネルを色々変えていると、日本テレビ系の「上田と女が吠える夜」を放送していた。何気なく見ていると、これが各国の文化・習慣、お国事情の違いでなかなか面白い。
例えば、日本の交通マナーの良さに外国人はびっくりするようだ。しかし、ペルーやブラジルでは、横断歩道を渡るのも命がけらしい。夜には、信号が赤でも止まらない。なぜなら、信号で止まると、強盗に襲われるというのだ。
また、ゴミの分別も日本は細かいらしい。インドでは、ゴミは家の外という考えで、ゴミの放置が問題だという。中々国によっていろいろな事情があるものだと感心しながら見ていた。
この教育ブログで、あえてこの話題を取り上げたのは、現在政府でも議論されているSNSの問題と関連があるからだ。外国人から見ると、日本人がSNSで匿名を利用する割合がとても高いというのである。フランスでは、いやだったら、直接、「あなたは意地悪」とか「あなたはブス」とか言うらしい。日本のSNSの匿名利用のデータも表示されていた。それが下の表だ。

この表によると、日本の3/4の人はSNSで匿名を使用している、海外では半分以下。同じ東アジアの国である韓国では、1/3以下である。日本のSNSの秘匿性の高さがダントツであることに驚いた。
ペルーの出演者は、ママに「匿名で言われているんだから、傷つかないわよね」と言われたという。「匿名は勇気がない人」「肝っ玉座っていない人のアカウントだから気にしない」という事と理解されるお国柄なのだという。このコメントには多くの海外の出演者が頷いていた。
また、フィンランドから見ると、日本人はネット情報を鵜呑みにしやすいらしい。フィンランドでは、小学校の頃からフェイク情報を見分ける学習をするという。
この番組の内容からすると、SNSの秘匿性、そしてそこで行われる誹謗中傷というのは、日本人の特有の問題なのかもしれない。ペルーのように、匿名で誹謗中傷するような人物を相手にしない、逆に勇気のない人間としてバカにする風土は、とても良いと思う。
もともと日本人は、武士道に象徴されるように恥を怖れる文化だったはずだ。恥をかいたとなると、命もかける。そんなことから考えると、今の日本人は変質したのかもしれない。いや、恥を怖れるからこそ、匿名に逃げるのか。
たまたま見たバラエティ番組だったが、色々考えることが多かった。

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