「お花畑」な人たち


 6月12日河内長野の駅に着いて帰ろうとしたら、バス停の前で30人足らずの人たちが集まって、何やらプラカードを持ち、マイクで話していた。中に一人だけ男性がいて、ギターを持っている。何の集団かと思って見ていたら、「新日本婦人の会」という看板を掲げていた。共産党系の団体である。何を言っているのかしばらく見学することにした。

 参加者のほとんどは高齢者である。中年と思われる女性もいたが、少数であった。道行く人に署名をお願いしているのだが、何の署名かというと「平和憲法を守れ」「9条を守れ」という署名だ。スピーチリレーをしているらしく一人一人マイクを持って話をしていた。内容を聞いていると、次のようになる。
 平和憲法を守れ
 戦争をするな
 9条を守れ、9条が日本を守る
 軍拡するな
というものだ。恥ずかしくなって、その場を立ち去ったが、本気でこんなことを言っていて恥ずかしくないのかと思う。本当に9条が日本の平和を守ってきたと思っていることが恐ろしい。

 言うまでもなく、日本が先の大戦以来、戦争に巻き込まれることなく80年を過ごすことができたのは、9条があるからではない。日米安保の下、アメリカの核の傘の下にあることで、ソ連の軍事行動から守られ、今では中国の軍拡にも影響を及ぼしているのは、アメリカとの微妙な国際的な緊張関係にあるからだ。軍事バランスが崩れたら、一気に軍事侵攻が起こってしまうというのは、ロシアとウクライナの関係を見れば自明の理である。

 そんなことを観ずに、「9条が日本の平和を守ってくれる」と叫ぶのは、国際情勢を論理でわからない感情レベルでしか理解していないのだろう。まったくの無知としか言いようがない。今の中国の軍拡、北朝鮮の核問題、ロシアの核の脅威という核保有国の最前線にいる日本からすると、「9条があるからこそ、日本の平和が危ない」と言えるのだ。

 まあ、こういう人に目を覚ませと言っても間違ったイデオロギーに染まった宗教のようになってしまっている人たちだから、どうしようもない。こういう人たちに同調しない人を増やすことが肝心だ。

幸い平和ボケした日本人も、やっと国際情勢の緊迫感に目が覚め始めたか、高市総理の支持率が高いことは、良いことだ。


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