10月28日のお昼のNHKニュースを聞いていたところ、武石知華さんのお父さんと弁護人が、辺野古ヘリ基地反対協議会の代表と会談したという報道があった。報道によると、会談は18日に沖縄県那覇市内のホテルで行われ、協議会側からは共同代表2人と代理人弁護士2人が出席したという。
冒頭、お父さん側から以下の点が伝えられたという。
「今日は謝罪を受ける場ではなく、事故から7か月の間に協議会として検証してきた結果、判明したことの説明を聞く場であること。」
しかし、そこで判明したのは「組織としての検証はほとんど進んでいない」という冷酷な事実だった。
・学校との関わりがいつ、どのように始まったのか。――分からない。
・過去の乗船プログラムの経緯はどうか。――分からない。
・では今年のことは。――それも分からない。
(以上、遺族の方のnoteより)
用意していた質問も途中で切り上げざるを得ず、会談は1時間ほどで終わったという。この会談を終え、お父さんはnoteに以下のように綴っている。
「何も知らなかったと主張することと、調べて、事実を洗い出し、それを伝えるということは、全く別のことだ。知らなかったのだから調べなくていい、そんな理屈は成り立たない。
謝って、何もせず、批判が通り過ぎるのを待つ。ほとぼりが冷めたら、元どおり。それは、許されないことだと思っている。自分たちで調査をし、問題を徹底的に洗い出し、社会に対して公表する。それがなされない限り、私たちは問い続ける。」
全くその通りだ。協議会は口では謝罪や反省を口にするものの、検証については一切やる気を見せていない。ほとぼりが冷めるのをひたすら待つつもりなのだろうか。その姿勢はあまりにも不誠実極まりないと言わざるを得ない。
これはもはや政治信条の違いという次元の問題ではなく、人間としてのあるべき倫理の問題である。このような状態で平和を語る資格は一体どこにあるというのか。事故についての徹底的な検証を行わないのであれば、自らの政治的活動のあり方そのものも問われなければならない。そこまでの責任を果たさない限り、社会からの信頼を得ることはできず、誰もその主義主張に耳を貸すことはないだろう。

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