教職は現場職か

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 8月6日の夜の9時からのNHKニュースで面白いニュースがあった。IT系や事務系に従事している人が、どんどん現場職に転職しているというのだ。これはすべてAIの急速な発展によるものだという。

 ニュースに登場していたのはすし職人の養成講座で、7割ほどが事務系・IT系の人だという。それもすし職人に転職した方が、給料が3倍になったという。建築現場の監督に転職した女性は、前職場で若手が何でもかんでも「AIはこう言っている」と言って仕事を進めることに違和感を持ち、現場職に転じたという。持ち前のコミュニケーション能力をフル活用し、現場の職人と楽しく仕事をしていた。

 逆に、AIのために仕事が減った人の紹介もあった。webライターの仕事に従事している人は、契約会社から仕事を打ち切られて、収入が1/3になったという。契約会社からは、「AIに頼めば、早くできる」と言われて仕事が減ったというのだ。伸び率が高い”現場職“も紹介されていた。それが下の表である。

 そこでニュースを見ながら少し考えてみた。教職は現場職なのだろうか。AIに取って代わられることはないのだろうか。中々微妙だ。単に問題を解くだけなら、すでにAI搭載の学習ソフトが登場している。近い将来、教室ではなくモニターにAIで作成した「教師」が登場し、ベテラン教師のノウハウをフル活用して、授業のポイントを的確に押さえながら授業をするようになれば、生の人間の教師が行う授業よりも、レベルが上がるかもしれない。そうなれば、若手教員などは益々存在意義を問われることになるだろう。

 だが、教師の仕事は授業をすることだけではない。現在は、「主体的・対話的で深い学び」が主流になりつつあり、教師が教授することが減少し、生徒が主体的に学びに向かうことが求められている。つまり、ティーチャーからファシリテーターに役割が変わりつつあるのだ。そのように考えると、知識中心の授業はAIに、アクティブラーニングは生の教師にという役割分担が起こるかもしれないと思った。

 もう一つ思ったのは、これからの進路指導の在り方である。大学に行く意味がどこまであるのだろうかという事だ。大学に行って、知識や見識を身につけてもそのようなことはAIに聞けばいとも簡単に教えてくれる。頭で飯を食っていくのが難しい時代になるのだ。そうなれば、技術を身につけるために専門高校に行ったり、専門学校に行ったりして、手に職をつける方が、AIに取って代わられることが少ないのではないかと思ったりした。

 とにかく、AIの急速な発展で社会構造が大きく変化している。ついていくので精いっぱいだ。


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