3月31日の読売新聞の教育欄に、「夜間中学で学ぶ」シリーズが掲載されていた。タイトルが「『自主夜間』公立の空白カバー」というもので、「自主夜間中学校」の取組を紹介したものだ。新潟県新発田市の「新発田自主夜間中学校」の事が紹介されていた。
自主夜間中学校というのは、2025年時点で全国に49ある。多くは学費が無償で授業時間の設定も自由という事らしい。その運営もボランティアに支えられている。公立の夜間中学校は、2025年10月の段階で32都道府県に62校あるが、記事に掲載されていた新潟県は今まで公立の夜間中学校が無かった。来春新潟市で開校される予定らしい。
公立の夜間中学校と決定的に違うのは、自主夜間中学校は中学校の卒業資格を得られないという事だ。公立の夜間中学校は学習指導要領に沿って授業が行われ、週5日である。一方自主夜間中学校は、週に2回とか月に1回とか自由に設定され、授業内容も生徒に合わせて自由に決めることができるという。
このような学びの場があることを私はこの記事で初めて知った。2016年に義務教育を十分に受けていない人が教育機会を得られるよう、国や自治体の責務を定めた「教育機会確保法」が成立したことにより、自主夜間中学校が増えているらしい。義務教育の未修了者が全国に約90万人いるとの推計があるらしいが、実際はもっといるのではないか。中学校を卒業していないという事を恥じて、調査に正直に答えていない人も少なくないだろう。
このような学びの場が充実することを期待したい。

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