3月9日の毎日新聞のネット記事に、「いじめ被害記した卒業文集、中学校長が書き直し要求『一つぐらいは』」というタイトルで記事が掲載された。内容は、卒業文集に自身が受けたいじめ被害を文集で綴った女子生徒に対して、校長が書き直しを命じたというものだ。詳しくは、以下のURLを参考にしてほしい。
https://news.yahoo.co.jp/articles/050f494f6b0e5233402f9e797c01d77fb6027fff

女子生徒は、中学2年の春から始まったいじめを卒業文集に書いた。2025年の10月からは不登校になっている。これに対して、校長及び学校は「一つぐらいは楽しかったことがあるはずだ」「『大人になって読み返してから後悔しないよう』にという教育的配慮だった」と主張している。
記事には、いじめの事実確認が行われたかどうかは記載されていないが、どうも調査は行われていないようだ。いじめが原因で、不登校になったとすれば、明らかに「いじめ重大事案」である。女子生徒からすれば、決死の覚悟で学校やいじめの加害者を告発したのが、この卒業文集なのだ。学校は、女子生徒とその保護者に対して、まずは謝罪をすべきである。それにも関わらず、「一つぐらいは楽しいことが・・・」というのは、いじめに遭った被害者に対して、寄り添う気持ちなど一切無いと捉えられても仕方がない。女子生徒が、「校長先生はいじめをなかったことにしたいのかと感じた」というのも当然である。
この問題は、とても大きい。いじめ防止対策法にも反する可能性がある。福島県郡山市の教育委員会は、学校の指導に関する事実関係の把握及びいじめに関する事実確認、第三者委員会の設置を行わなければならない。
いまだにこんな対応しかできない校長及び学校があるとは、愕然とする。これでは、いじめはなくならないし、保護者の学校不信もぬぐえない。

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