9月28日の日本教育新聞の10面、「教師の相談室」に小学校4年生の担任の先生から相談が寄せられていた。少し長くなるが、引用する。
【お悩み】小学校4年紙の担任です。先日の学級会でクラスのイベントについて話し合ったところ、二つの案に意見が分かれ、なかなか決まりませんでした。時間がなくなり、子どもたちから「先生が決めて」と言われ、結局は私が話を整理して決めました。係活動やグループ活動でも、話が進まなかったり、意見の強い子に引っ張られたりすると、つい口を出したくなります。教師が手を貸せばうまく進む一方、それでは自分たちで考え、決める経験が減るのではとも感じます。子どもに任せることと、教師が支援することのバランスをどう考えればよいでしょうか。
という相談だ。回答は、東京都荒川区立第三瑞光小学校主幹教諭の宮脇先生である。ポイントは、「急いで結論を出す必要のない議題で話し合う時間を設けてはいかがでしょう」というものだ。確かに、討論の練習をするのであればそれも入り口としては良いだろう。しかし、いつまでも話し合って良いというような討論は無い。ある一定の制限の中で結論を出すというのが、通例だ。
そうなると、次のようなアドバイスも必要だろう。要は、タイムマネジメントである。子どもたちの討論にもタイムマネジメントを意識させ、議論させることが必要だ。となると、意見が対立した時とかまとまらない時に、どのような手段で結論を得るべきかという話し合いも必要だろう。担任は、タイムマネジメントを話し合いの当初に提示しておくのが良いのではないか。
子どもたちにタイムマネジメントを意識させることで、議論への集中も増すだろう。中高生でも難しいかもしれないが、社会人にも必要な資質であることを考えると、小学生から訓練することにも意味があるように思える。

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