誰がレンタカーを手配したのか?

,

 どうも、話が食い違いすぎている。蒲原鉄道は、北越高校からレンタカーの依頼があったという。しかし、北越高校側は、「貸し切りバスを手配してくれ」と依頼したという。この食い違いは、「白バス」疑惑も含め、大きな問題だ。

 5月8日の夜から、NHKでもこの食い違いについて報道が始まった。蒲原鉄道は、過去にも北越高校からレンタカー手配の依頼があったという。高校名義のレンタカー契約が、過去1年間で複数の部活で少なくとも9件あったという。このニュースが報道し始められたころ、蒲原鉄道の営業担当からは、「費用を安く上げたいので、貸し切りバスではなく、レンタカーと運転手を手配してほしいと高校から依頼があった」という話が出ていた。どちらかが嘘をついているということになる。

 現時点で、会社側からレンタカー契約の事実が、ドンドン明るみになっていることを考えると、高校側、それも顧問側が嘘をついているのではないかと疑いたくなる。例えば、浮いたお金を部の活動費に充てるためにレンタカー契約をしたということも想定される。

 一人の生徒が亡くなり、多くの重軽傷者を出した事故である。もし、高校側がレンタカー契約を依頼していたとすれば、大問題だろう。わかりやすく言えば、通常の校外学習や修学旅行などでは、このようなことは絶対起こらないのだ。旅行業者を通じて、バス会社に貸し切りバスを派遣してもらう。事故が発生した場合もバス会社・旅行業者に責任がある。

 今回の事故について、教育行政が行わなければならないのは、公立・私立・国立行政法人立を問わず、すべての校種について部活動の遠征に関する実態調査を行うべきである。それも公式戦、練習試合を問わずにである。その上で、部活動についての遠征交通手段のガイドラインを文科省又はスポーツ庁は作成すべきと思われる。NHKのニュースでは頻繁に山形県の取組が紹介される。すなわち、遠征移動を顧問が行う場合は、安全講習会を受けなければならないというものだ。しかし、それで良いのかと思う。日頃、プロとして人を車で運ぶ仕事をしていない人間が、安全講習を受けたからと言って事故を起こさないとは言えないだろう。それでよいなら、第2種免許の意味はどうなるのだと思う。

とにかく、会社側か、高校側か、白黒はっきりさせなければならないし、文科省―スポーツ庁は、全国実態調査をしなければならない。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

PAGE TOP