「公立高校いじめ」を取り上げたニュース

, ,

 大阪府の公立高校入試の日、MBS放送で
【「公立いじめ」との声も】授業料無償化で競争激しく…大阪府立高は定員割れ55校 『私立有利・公立不利』の状況は“負のスパイラル”生む懸念
というタイトルで、高校授業料無償化の問題が取り上げられた。20分間にわたる内容で、高校授業料の無償化の内容から副作用など多岐に亘って取り上げられていた。詳しくは、次のyoutubeを見てほしい。

https://www.youtube.com/watch?v=vhLcuMFuDr8

 このニュースの中で、公立高校と私立高校の競争が取り上げられていた。今まで、公立の授業料が安く、私立の授業料が高かったことが、公私の競争に不平等感を与えていたが、今回の授業料無償化で、授業料に関しては、「平等になった」という。しかし、施設や教育の特色化などで自由度の高い私立高校が公立高校に比べて有利ではないかという指摘があり、さらに入試の時期が私立高校の方が早いという点が取り上げられた。こういう観点で公私の問題がマスコミに取り上げられたのは、初めてではないかと思う。明らかに生徒獲得競争である入試という面で、不平等なのである。

 ただ、残念なのは、このニュースでは問題提起はされていたが、解決策までは示されていない。公私における公平な競争を担保しようとすれば、公立高校と私立高校の同時入試しかない。受験生の早く合格先を決めたいという心情に乗っかっているのが、今の入試制度なのだ。

 なぜ、この入試制度の問題に誰も踏み込まないのだろう。公立高校、特に大阪府立高校からもっと声が上がっても良いと思うのだが。今、府立高校の校長を務めている先生は、もう成す術が無いと思っているのではないだろうか。どんな手を打とうとも、定員割れを回避することは困難なのだから。府立高校も戦前からある伝統校と戦後に新設された高校でものの見事に、二極化している。前者に生徒が集中しているのだ。

 自分が校長をしている時に、学校が閉校になるほどつらいものはない。せっかく校長になったにも関わらず、自分が大切だと思う教育もできずに学校を閉じなければならない悔しさは、相当なものである。

 2026年度から、今大阪府で起こっているようなことが全国で起こることを考えれば、この副作用を何とかする必要があるだろう。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

PAGE TOP