変な記事を見つけた。「宮城県大崎市教育委員会は休日に行っている公立中学校の部活動の地域移行を進めていて、古川工業高校がこれに協力することになり覚書を交わした。」というのである。大崎市教育委員会では、部活動を指導する顧問の負担軽減や少子化に伴い来年度から公立中学校の休日の部活動は行わずクラブチームなどへの地域移行を進めている。それは良い。だが、だからといって、県立高校に休日の部活動を依頼するのは、ちょっと違うだろう。これだと、高校の教員は、自校の生徒と中学生まで指導しなければならない。
古川工業高校 佐々木隆義校長は、
「教えるということの難しさとか 年下の子どもと接する時の自分の振舞いとか高校生にとってメリットがあると思う」
と述べている。確かに、高校生が中学生を指導することで、高校生も成長するだろう。しかし、高校教員の負担は、倍増どころの話ではない。よくもまあ、こんな話を引き受けたものだ。私なら、絶対に引き受けない。高校教員の働き方改革をどう考えているのか、宮城県教育委員会と大崎市教育委員会に聞いてみたいものだ。
大崎市教育委員会は、連携する高校を増やすらしい。ベクトルが違うのではないか。
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