2月21日の読売新聞に「日本版DBS」の骨子案がまとまったと記事が掲載された。やっと、まともな制度になりそうだ。前回は、ザルな制度設計だったので、正直ほっとした。骨子案では、性犯罪歴を照会できる機関について、禁固以上の刑は、刑が終えてから「20年」、罰金以下は「10年」である。刑が消滅する期間が、禁固刑で10年、罰金刑で5年となることから、照会期間が焦点になっていたが、妥当な期間であると思う。
もう一つ、私の中では重要なポイントだったのは、自治体の条例違反が含まれるかどうかだった。前回の制度設計では、各自治体の条例が多岐にわたるため、照会対象から外すということであったが、今回は含まれるということになった。痴漢や盗撮なども含まれることになり、より対象が広がることになる。頻繁に起こるのは、この手の犯罪であることを考えれば、性犯罪から子どもたちを守ることがよりできるのではないかと思う。
今後は、法案の成立と早期の施行を期待したい。
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