高校改革基金採択

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 7月1日の朝日新聞29面に、公立高校改革を進めるためにつくった約3千億円の基金の対象校が決定した。171校の申請のうち4割に留まるという結果だ。採択校がゼロだったのは、青森・東京・神奈川・新潟・愛知・奈良・鳥取・佐賀・沖縄の9都県だ。中々、採択率は厳しいようだ。追加募集は7月下旬から行われ、不採択の計画も練り直して再申請できるらしい。

 さて、大阪府である。今回は3つの分野で採択される。
①高度な技能を備えたエッセンシャルワーカーの育成
②理数系人材の育成
③遠隔授業を活用した学習など
である。大阪府では、
 ①⇒農芸高校・新工業系高校  ②⇒天王寺高校 ③⇒大阪わかば高校
の4校が申請されていた。採択されたのは、農芸高校のみで、他は落選である。

 天王寺高校の校長は、大阪府教育庁のエース級の人材が務めている。大阪で天王寺と言えば、京大合格者を多数輩出する北野高校と並ぶ高校として有名である。また、大阪わかば高校の校長も長年教育庁で生徒指導畑の仕事をし、大阪の教育をけん引してきた人物である。不採用になった再編される工業系の高校も、大阪府教育庁がリードする学校である。 隣接する自治体の兵庫県は1校の採択だが、和歌山県は3校採択されている。京都府も2校である。大阪府教育庁のエース級が校長を務める高校が不採択というのは、どうかと思う。

 この高校改革基金は、高校授業料無償化によって、私立高校に進学者が流れていく中で、公立高校の凋落を食い止めるための高校教育改革の国家プロジェクトだ。高校授業料無償化の発祥の地が大阪であることを考えると、もっと大阪府教育庁は、公立高校の失地回復に力を入れるべきではないだろうか。
=資料=

採択数都道府県自治体数
4校山梨県 静岡県 徳島県
3校北海道 福島県 群馬県 千葉県 石川県 岐阜県 和歌山県 長崎県 熊本県
2校岩手県 滋賀県 京都府 島根県 岡山県 広島県 愛媛県  福岡県
1校宮城県 秋田県 山形県 茨城県 栃木県 埼玉県 富山県 福井県 長野県 三重県 大阪府 兵庫県 山口県 香川県 高知県 大分県 宮崎県17
0校青森県 東京都 神奈川県 新潟県 愛知県 奈良県 鳥取県 佐賀県 沖縄県

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