同志社国際高校の沖縄研修旅行での事故が発生してから半年である。9月15日には産経新聞、9月16日には読売新聞が武石知華さんの遺族の思いを掲載していた。いずれの記事も最愛の娘を失った言葉に表せない悲しみを伝えている。改めて、お悔やみを申し上げるとともに、真相を究明しようとするご遺族の勇気と行動に敬意を表したい。ご遺族の勇気ある行動が無ければ、この事故(事件と言ってもいい)はもっと有耶無耶な状態で忘れられていたかもしれない。朝日新聞には一言の記事も掲載されていない。
それにしても同志社国際高校の無責任な対応は際立つ。ご遺族が言われるように、自分の言葉で語るという事が最も重要だ。第三者委員会が報告を出し、校長を辞めさせ、理事長が辞めて(だが総長にはとどまる)すむ問題ではない。第三者委員会の報告をベースに、議論を重ね、自らの学校経営の在り方、一人一人の教員の危機管理に関する問題点を突き詰め、何が問題であったのかを一人一人の言葉で語ることが大事だ。そうでなければ、ご遺族をはじめとする事故関係者、同校の生徒・保護者は納得しないだろう。
結局のところ、このような真摯な姿勢が同志社法人、同校に見られないがために、ご遺族は刑事告発をしなければならなかった。そして、今後は民事訴訟も考えておられる。法廷の場で真相が明らかになるというのは、なんとも情けない。しかし、同法人、同校の姿勢を見れば、必要なことだろう。今後、法廷で関係者が自らの言葉で語ることを望みたい。

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