4月30日の読売新聞人生案内に、「就活中の息子、専攻と違う志望」というタイトルで、60代の男性(大阪府)から、息子の就活についての相談が寄せられていた。要は、工学系の大学院在籍中の息子が、全然ジャンルの違うエンタメ系の業種を志望して、就活をしていることに関する相談だ。
正直、就活まで口出しする?というのが最初の感想だ。相談の回答者の尾木氏も、「やはり就職活動の主役は本人ではないでしょうか。」と親が口出ししすぎることに注意をしている。息子さんは、割と内向的なタイプのようで、交友関係も広くないらしい。ライブに時々行く程度らしい。
しかし、そんな息子さんが、今までの人生と全然違うジャンルのエンタメ系に就職したいと思ったのには、何か訳がある。これはあくまでも私の想像だが、今までの自分を変えてみたいと思ったのではないか。ライブに行くにつれ、全く今までの自分とは違う世界が存在することを知り、自分の中にエンタメ系に対する憧れが育ち始めたように思う。そして、就活という人生の大きな転機の中で、今までとはまるで違う世界に一歩踏み出そうとしているのだろう。それはそれで大きな成長である。ここは黙って見守るのが親の務めというものだろう。
Z世代の家族というのは、友達家族と言われている。「Z家族 データが示す『若者と親』の近すぎる関係」という本まで出されるZ世代である。親の役割について、十分に理解していない親もどんどん増えているのだろう。5月の読書課題としては、この本を読んでみたいと思う。
60代男性と言えば、私とそれほど年齢が変わらない。それでも、自分の息子にこんな心配をするのかと思うと、情けないと思うのは私だけだろうか。「若い時の苦労は、買ってでもしろ」と教えるのが親の務めである。息子さんも、何の経験も勉強もしていないエンタメ系への就活で、大きな壁にぶつかるかもしれない。それも人生の勉強ではないか。一旦踏み出そうとした息子さんの背中を押してあげるのが、親の務めだろう。
もし、エンタメ業界への就活がうまくいかず、息子さんが落ち込んでいたら、その時こそ父親として側にいてやるべきだ。「お前には、大学院まで学んだ工学系の知識とノウハウがあるじゃないか。まだまだがんばれるぞ!」と。
あー、こんな親が増えると思ったら、日本の将来は暗い・・・。

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