当たり前のことしか書いていない…読売新聞日本版DBS


8月27日の読売新聞の社説に日本版DBSについて書かれていた。興味を持って読んだが、書いてあることは、今までマスコミや関係者が主張していることで、それも当たり前のことしか書かれていない。全国紙が、このレベルとは情けない。

日本版DBSの問題は、次の2点である。一点目は、各自治体で定められている青少年保護条例に抵触した加害者をどう扱うかである。教育現場で発生する性犯罪は、刑法に抵触するケースよりも圧倒的に条例に抵触するケースが多いのではないか。

二点目は、示談になったケースである。加害者は、示談になったことに味をしめ、同じことを繰り返すことが考えられる。青少年を対象に性犯罪を起こす者は、ある種病的な性的嗜好を有しているため、子どもがいる現場に近づけてはならない。示談が成立して、被害にあった青少年に近づくことは無くなっても、違うところで同じような事件を起こすことが考えられる。

読売新聞ももっと質を高めなければ、どこかの大手新聞のように、読者離れを起こしかねない。新聞の主張は、その新聞社の顔である。もっと研鑽を積んでほしいと思う。


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