8月7日のマスコミ報道


 昨日の広島での平和祈念式典の開催を受けて、昨日のニュースから本日の新聞まで大きくこの式典が報じられた。特に広島松井市長の「核抑止論への問題提起」は、大きな反響を生んだのではないか。私は、読売新聞を読んでいるが、8月7日の朝のNHKニュースも読売新聞も「核兵器禁止条約」については、触れていなかった。日本政府は「核抑止論」の立場に立っているため、この条約に反対し、オブザーバー参加さえしていない。岸田首相と被爆者との懇談会でも、被爆者側からこの条約の締結国会議への参加を切に訴えられた。昨日も書いたが、「世界で唯一の被爆国である日本が、この会議に参加せずにどうする!」と思う。日本政府は、まずはオブザーバーでよいからこの締結国会議に参加すべきだ。
 いま、ウィーンでは2026年核拡散防止条約(NPT)再検討会議の準備委員会が開催されている。冒頭で、国連の事務次長で軍縮部門のTOPである中満氏が発言していた。しかし、この議論はロシア vs NATOというウクライナ戦争をめぐるそれぞれの立場、そしてそれに中国も加わって、混迷の様相を呈しており、会議の結果は期待できるものとはなっていない。中満氏の手腕に期待したが、常任理事国であるロシアが起こしたウクライナ侵略という暴挙の前には、国連も無力と言わざるを得ない。
 もう一度、言おう!いまこそ、世界中で核兵器の使用を阻止する運動が必要だ。一人一人の力は小さくとも、ベクトルを一つに合わせて動き出すべき時が来ている。まずは、次の署名を日本で大々的に取り組もう!東京・大阪・名古屋・広島・長崎などで「国際平和デー」に大規模な集会を開こう!これが被爆国の責務ではないだろうか。世界を動かす平和の祈りが必要ではないだろうか。まずは、下記の署名をみんなで広めよう!各職場や地域や学校で広めていこう!まだ、2023年8月1日段階で300万人を超したに過ぎない。もっと大きなうねりが必要だ。
https://www.mayorsforpeace.org/ja/vision/initiative/petition/


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