日大三高野球部問題


 2月12日から各メディアで、日大三高野球部で女子生徒のわいせつ動画が拡散されたことが報道されている。報道によると、二人の野球部部員が、児童買春・児童ポルノ禁止法違反(製造、提供)容疑で東京地検立川支部に書類送検されたとのことだ。読売オンラインでその構図が次のように図式されている。

 専門家は、この「製造」という点に注目している。犯罪ジャーナリストの小川泰平氏は、「被害者に動画を撮影して送るよう依頼し、それを受け取れば“製造”という扱いになるわけです。たまたま入手した動画を横流しするのと比べ、捜査する側の印象は大きく異なります。」とコメントしている。

 この問題で思うところは、誰もわいせつ動画の拡散を止めようとしなかったという事だ。そして、誰も「問題である」と告発しなかったという事だろう。問題が発覚したのは、女子生徒の保護者が、「娘のわいせつ動画が拡散されている」という相談を寄せたことからなのだ。野球部内で誰も、問題視しなかった。この点に日大三高野球部のこの問題に対する認識のレベルが表れている。

 高野連は、不祥事に対する連帯責任に対しては、消極的に対応する方針に代わったが、今回の件は野球部内にわいせつ動画が拡散されていることから、組織的な責任は免れないだろう。厳しい処分が予想される。併せて、日大三高も高野連に処分を委ねるのではなく、学校としての調査と処分が必要だろう。場合によっては、野球部の長期にわたる活動停止も視野に入ってくる。

 よく、高校野球の選手は、「感謝の気持ちを忘れず・・・」とインタビューで答えているが、広陵高校の問題といい、今回の日大三高の問題といい、あまりにも精神的に未成熟である。勝利至上主義の結果かもしれない。スポーツ強豪校の教育の質が、どのようなものになっているのか。私立高校任せにせず、各都道府県も公立高校並みに積極的に関与すべきだ。


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