フェイクニュースは昔から

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 衆議院選挙も大詰めだ。SNSを中心としたフェイクニュースが話題になっているが、今に始まったことではない。昔からあるのだ。2月1日の豊臣兄弟にもフェイクニュースが使われていた。斎藤竜興に使える鵜沼城城主の大沢氏を織田方につけるために、秀吉側が稲葉山城下で、「大沢は織田方と通じている」と噂を広めるというシーンがあった。これに不信感をつのらせた竜興が大沢氏に「奥方を人質に差し出せ」と命じるのである。ここに竜興の力量が推し量られる。もし、「そちが織田方に通じているといううわさが流れているが、織田方がわざと流したことだろう。儂は、そちを信じておる」と大沢氏に言えば、大沢氏は、織田方に寝返ることもなかっただろう。

 フェイクニュースは、もっと昔、中国の孫子の兵法にもある。いわゆる離間の計である。これもフェイクニュースを流し、敵方の仲間割れなどを誘発する策だ。雌雄を決する選挙でフェイクニュースが流れることは、当然と言えば当然と言える。ただ、昔と違うのは、インターネットという最新技術を全ての人が手に入れることができるという事だ。これにより、フェイクニュースが爆発的に世の中に出回るという事になるのだが、その一方でフェイクニュースを見分ける力量も身につくはずなのだ。要は、リアルかフェイクかを見極める能力を身につけることが肝要という事だ。

 世間では、フェイクニュースが話題になっているが、そんな話題は遠い遠い昔からあることで、新しいことではない。本質的な問題は、「目」と「耳」と「鼻」を鍛えるという事だろう。


 2月3日の節分の日に、ニュースを見ていると、AIで作成された高市支援の高齢者動画が、180万回再生されていると聞く。SNSで投稿されている高市首相に関する動画は、7割がポジティブな内容である。一方新党の中道に関しては大半がネガティブな内容らしい。要は、SNS投稿者も再生回数を稼ぎたいから、世間受けする内容を投稿するのだ。という事は、登校された内容を信じるかどうかという問題よりも、支持するかどうかという事の方が重要で、これは世論動向の一つの指標とみるべきだろう。


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