2026年1月1日、明けましておめでとうございます。旧年中は、大変お世話になりました。2025年は、私のブログにアクセスしてくれた人が、延べ42000人以上、アクセスしてくれたブログ数が、57000ブログ以上となりました。日々、教育を中心に思うところをつらつらと書いているブログですが、たくさんの方に読んでいただき、またご意見ご感想をいただき誠にありがとうございます。2023年5月16日から始めたこのブログも本日で、962回、962日連続掲載となりました。今年もまたいろいろと思うところを書いていきたいと思います。
さて、年頭にあたり、今年2026年の教育はどのようになるのか、勝手に考えていきたいと思います。
最初に取り上げるのは、2026年度高校入試だ。2026年度から高校授業料無償化が始まる。年末には、多くの都道府県で中学3年生の進路調査が公表されていたが、やはりというか、当然というか、私立高校志向が顕著になっているようだ。すでに、高校授業料無償化が進んでいる大阪府の2025年度入試では、半数の府立高校が定員割れを起こし、毎年高倍率になる伝統校寝屋川高校まで定員割れを起こしたことにより、「寝屋川ショック」と府民は命名している。同じようなことが、全国の都道府県で発生することが予想され、後期中等教育をどのようにするのか、普通科教育の多くを私立高校に委ねて良いのかが注目されるのではないかと思う。
私立高校は、ピンキリだ。特色ある素晴らしい教育を実践し、有為な人材を輩出している学校もあれば、経営を維持するために、生徒を商品のように集め、消耗させていく高校もある。2025年に多くのスポーツ強豪校で問題事象が浮き彫りになったのも、私立高校の経営の在り方の問題の一つの側面だ。果たして、春の入試の結果はどのようになるのか注目していきたいと思う。
次は、教員の働き方改革の問題だ。給特法が改正され、新給特法となったが、この改正がどのように評価されるのか、教員志望率が改善するのかどうかがポイントになる。2027年度の教員募集がどのようになるのかが大きく注目されるだろう。
私の予想は悲観的だ。なぜなら、新給特法においても「定額働かせ放題」の教職調整額制度が残ること、たとえ、年度ごとでアップしても教員の「時間外在校等時間」に見合った手当てが支給されるわけではないこと。中学校で35人学級が導入されるが、教員の授業時間減には結びつかないこと、などがあげられる。もし、教員志望率が改善しなければ、教員不足はますます深刻化する。中学校の35人学級推進により、教員の必要数は増加するのだから大変だ。35人学級になったけれど、先生がいませんと言うことが各自治体で起こるかもしれない。
3年後に改正された給特法の見直しが行われるが、それこそ教員の働き方改革の正念場になるのではないか。
3点目は、教員の不祥事、特に性暴力やわいせつ行為の問題だ。統計的には、このような問題事案は、2025年度は、2024年度と比して、若干の減少になったが、内容は悪質化している。教員志望倍率の低下により、教員の質が劣化していることも影響しているかもしれない。
2026年12月25日から日本版DBSが施行されるが、この制度が日本の社会に浸透し、子どもを守る制度になってほしいと思う。といっても、自治体の教員採用に関して、データベースを活用していなかったケースがかなりに上るという報告もあったぐらいだ。どれだけこの制度が浸透するのか、国民は注視しなければならない。
最後に取り上げるのは、2030年から始まる新学習指導要領である。2025年は、総論の議論に決着がつき、各論の議論に移っている。総論で注目を浴びたのは「中核的概念」の話だ。京都大学の石井教授によれば、「よりメタ認知」をめざすということであるが、果たして各論の中で、どのように進められるのだろうか。また、現場教師はどのように受け止めるのか⇒。
学習指導要領が改定される度に、教育現場は振り子のように左右に揺れる。それは、実際に学校現場で教育を行う教員、そしてそれを指導する指導主事が、学習指導要領の改定の中身を十分に理解していない、一知半解の状態だからである。今回の中核的概念についても、小学生や中学生にいきなり中核的概念を教えようとするのではないかと危惧している。そんなことをしても、学力は育たないし知識も習得できない。様々な事象を学び、その本質に迫る学びをすることにより、中核的概念に辿り着くのだ。いきなり「明治維新は、近代革命か?」と問われても、小学生や中学生は、きょとんとするだけだろう。丁寧に個々の事象を深く学ぶことで、中核的概念に行きつくことができるのだ。
果たして、2030年の学習指導要領は、どんな教科書になるのだろうか。
以上、思いつくまま、2026年度を展望した。年末には、中国が台湾を取り囲むように軍事訓練を行った。2026年は、米中関係、米ロ関係、アメリカ中間選挙など、国際情勢を揺るがす様々なことが起こることが予想されている。日本を取り巻く国際情勢は、益々厳しくなる中で、いつまでも「お花畑」のようなことを言っていられないのも確かだ。2026年がどんな年になるか、アンテナを高くして、理性と感性を磨いて臨みたい。

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