私の住んでいる河内長野市は、大阪府の南部に位置する街である。南には和泉山脈が広がり、山を越えれば和歌山県という位置である。大阪市内に通勤する人のベッドタウンとして街が発展してきた。大阪外環状線も通っており、南海高野線・近鉄南大阪線も運行されている。昔の西高野街道と東高野街道に電車が走っているということだ。
兵庫県から2年ぶりに帰ってきて改めて思うのは、「河内長野市は、大丈夫か・・・?」ということである。駅には、ノバティというショッピングモールがある。地下1階、地上5階建てで、地下にはスーパー、1階には整骨院やマツモトキヨシのほか、ファンシーショップがある。2階はしまむら、3階は、ほぼブティックである。4階は、100円ショップと本屋と文房具店、5階は、馬淵教室と市の子育て相談室となっている。このノバティ、2Fと3Fの店の出入りでがほんとに激しい。次々と出店されては消えていくのである。個人商店は、軒並み入れ替わっている。河内長野駅と直結しているという好条件にも関わらずである。しまむらがまだ生き残っていることを考えると、ユニクロでも出店してくれるとありがたいのに・・・と思うが。
ノバティより、「これはやばい」と思うのが、JUMBOである。市役所、警察署、市民会館(通称:キックス)、長野小学校・中学校、そして長野高校それぞれから歩いて10分以内、それも外環状線沿いという好立地にある。私の家からも歩いて10分以内だ。
写真のショッピングモールだ。地下1階地上2階のショッピングモールである。地下には、ココカラファインのドラッグ店、パン屋、肉専門、魚専門店、本屋などがあり、これらの店は、かなり継続している。2階にはYAMADAがあるが、このフロアーも入れ替わりが激しい。以前は家具店だったが無くなった。問題は1階である。チェーン店として100円ショップのセリア、ABC-MART、パレットは長く続いているが、それ以外はホントに入れ替わりが激しい。写真は全て元店舗のところである。
空き店店舗の場所は、今や休憩所になってしまっている。ぽつんと真ん中にあるのは、子ども用の輪投げで1週間前までは、意外にファッショナブルな、若者が好きそうなグッズの販売店だった。隣の店も閉店セールをやっている。長年頑張っていた着物店も撤退し、いまやファンシーなゲームコーナーである。
市によると、河内長野市の高齢化率は、大阪府で一番らしい。秋に行われるだんじりの祭礼も、私が子どもの頃は、2本の綱を出しても子どもたちの場所の取り合いになったが、今や綱1本でも隙間だらけである。青年団も他市から応援が無いと、だんじりや神輿の運行が難しいらしい。いやー、河内長野市は大丈夫か!こんな店舗の出入りの激しさに、限界集落の波がひたひたと押し寄せていると感じるのは、私だけだろうか?
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