今こそアンパンマンを!

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 朝ドラ「あんぱん」がついに最終週に突入した。あれほど不人気だったアンパンマンものぶたちの献身的な応援で、ミュージカルが大成功に終わった。先週の放送で、ミュージカルの最後に、アンパンマンが舞台からメッセージを発した。
「今も戦争でおなかをすかしている子どもたちがいる。その子たちにぼくは、あんぱんを届けるのだ!」
これこそが、嵩とのぶが追い求めてきた「逆転しない正義」である。ずっと朝ドラ「あんぱん」を見てきて、二人が追い求めてきたことって、UNICEFの精神ではないかと思うのだ。

 UNICEFは、世界中の子どもたちの命と権利を守り、健やかな成長を支援する国連機関であり、保健、栄養、教育、子どもの保護などの分野で活動している国際組織だ。アンパンマンの精神とUNICEFの精神とは、共通するというか、ほぼ同心円にあるように思う。

 それにしても、ガザの現状は、悲惨極まりない。この世の地獄とはまさに今のガザを言うのではないかと思うのだ。栄養失調のためにベッドで横たわる子どもたちの姿を見るたびに、「なんとかならないのか!」と思う。浮かび上がったあばら骨や背骨を見るたびに、怒りと悲しみが浮かび上がる。イスラエルは、一体どこまで戦争を拡大・継続するのか。この前も戦争の即時停止を求めた国連安保理での決議は、アメリカの拒否権により否決された。アメリカのトランプ政権は、どこまでネタニヤフ政権を支援し続けるのかと思う。

 飢えた人々、栄養失調で横たわる子どもたちを救うのに、政治は関係ない。敵対する者同士、どちらの正義に立ってもこの人たちに手を差し伸べるというのが、人としての道理ではないかと思うのだ。

 私もUNICEFに毎月3000円の寄付をしている。しかし、ガザの惨状を見るにつけ、これでは足りないと思う。今必要なのは、世界中の国々で「アンパンマンの精神」を持つことではないかと思うのだ。

 ガザにアンパンマンを!世界にアンパンマンを!


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