結婚後ののぶ


 朝ドラ「あんぱん」も終盤に差し掛かってきた。のぶと結婚した嵩は、三越をやめてマンガに専念するが、なかなか売れない時代を過ごしている。というのが、8月15日までの展開である。
 そこで、結婚してからののぶについて思うのだが、どうも「落ち着いてしまった」ように思うのだ。結婚するまでののぶは、国会議員秘書をやりながら、「逆転しない正義」を探し求めていた。「軍国少女」として周囲の注目と尊敬を集め、教師として子どもたちに「忠君愛国」を教え続けてしまったのぶ。その間違いに気づき、国会議員の下で「逆転しない正義」を探し求めていたのだが、その秘書の仕事もクビなる。この頃ののぶは、とにかく嵩が漫画に専念できるように、「内助の功」に徹している。あの「はちきんのぶ」はどこにいってしまったのだろう。弱気になる嵩を「たっすいがーはいかん!」と叱咤激励するのぶが懐かしい。

作詞の仕事にやる気を見せない嵩に対しても、のぶの性格なら一喝してもよさそうだと思うのだが。これから「それゆけ、アンパンマン」に向かって走っていく終盤戦。果たして、「はちきんのぶ」は復活するのだろうか?

あの「たっすいがーはいかん!」をもう一度聞きたい。


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