種子島と屋久島の謎がやっと解決した!


 6月3日に放映されたブラタモリで種子島が放映された。先週に放映されたのが屋久島だったが、この二つのブラタモリで、長年の謎がやっと解けた!昔から疑問に思っていたのは、屋久島は2000m級の高い山があるのに、種子島はなぜあれほど平べったい島なのか?という謎である。おそらく中学校1年生の地理を習ったときに、この謎を持ったと記憶している。
 それ以来、なぞは一向に解決しなかったが、50年経ってやっと解決した。フィリピン海プレートが関係していたのである。屋久島は、マグマ溜まりが地下深くで冷えて花崗岩になったものが、隆起し島となった。だから、島全体がほぼ花崗岩でできており、高い山、急峻な地形になっている。それに比して、種子島は海の底に堆積した堆積岩が、プレートの動きで押し上げられたもの。そもそもの島の生成過程が違うのである。わずか20kmぐらいしか離れていないが、プレートの沈み込む深さで島の生成が違っている。もっと深く沈みこんだところの上にできたのが沖永良部島で、これは火山になっている。この近距離で島の生成がこれほども違うというのは、そしてその島が日本にあるというのは、本当に面白い。
 やっと、50年越しの謎が解けて、何かすっきりした土曜日だった。あえて、教育的な問題に結び付ければ、こういう謎(問ともいう)を持つことが、探究のスタートなのだろう。「?」が探究のスタートになる。我ながら、この「?」をよく持ち続けていたな・・・と自分で自分を褒めておこう!


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