衆議院選挙後、国民民主党の躍進により、「103万円の壁」が大きく取り上げられている。自分の1票によって、これだけ大きく政治が動くという、国民にとって、特に政治に無関心な若者にとっては、大きな勉強になっているのではないか。日本の国民は、納税者としての意識が低いと言われる。自分が納税した税がどのような仕組みで、どのように使われているのか、という権利意識が弱いそうだ。しかし、今回の「103万円の壁」問題で、納税に関する意識も高まり、そして、自分の1票が大きく政治を動かすことができることを学ぶことができたのではないか。
この「103万円の壁」問題は、各々の家庭に関係している。こんなときこそ、教員はこの問題を社会や公民の授業だけではなく、HRや総合的な学習(探究)の時間に取り上げ、政治教育の教材にすべきではないだろうか。私は、今はそのような機会に恵まれていないが、是非、多くの教員が政治教育に取り組んでほしいと思う。
1票を投じるという行為が、これほど大きく日本の政治を動かすことができるということを体験した経験は、本当に大きい。過去の政権交代以上ではなかったことではないだろうか。
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