デジタル教科書問題でモヤモヤ感がおさまらない。何かと言うと、学習の効果が優位であると証明されていないにも関わらず、推進しようとする文科省の姿勢だ。学術的なエビデンスが、明確でないのに、なぜ進めようとするのか。不思議でならない。
そこで、何かエビデンスがないかと学術論文を探したが、これもなかなか見つからないのだ。やっと見つけたのが、新井紀子氏の「ほんとうにいいの?デジタル教科書」である。今、半分ほど読んだ。この本は2012年に出された本で、今から10年以上前である。しかし、そもそもデジタルとは何か、そしてそれは教科書というものにどこまで適応するのかというところから書かれているので、とてもわかりやすい。とはいえ、12年前には今ほどAIが発展していない。時代の限界という面は否めないが、それでもAIの第一人者が書いた本である。十分に価値はある。この本から学んだことを整理してみたい。
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