関東地方で「闇バイト」に関わる強盗事件が続発している。殺人事件にまで発展した横浜市の青葉区での事件で、逮捕者がでた。ニュース番組で放映されている映像を見ると、強殺事件を起こすような人物には見えない。「税金の滞納が数十万円あり、短期間で稼げるアルバイトをSNSで探し、『ホワイト案件』の投稿を見つけて応募した」という。「途中で犯罪に加担することに気付いたが、家族に危害を加えられるかもしれないと考え、断れなかった」と言っている。
この一連の事件について、10月20日の夜6時からの「真相報道バンキシャ」で、社会学者の古市氏と教育評論家の尾木氏が、「もっと学校で犯罪を犯したらどのようになるか、『闇バイト』とは何かを教えるべきではないか」という趣旨のコメントをしていた。確かに、あまりにも安易に犯罪に手を染める若者が多すぎる。おいしい話には裏があるというのは当たり前のことだ。しかし、こんなことまで学校で教えることなのかと思う。それでなくても学校は、〇〇教育、△△教育と課題が山積なのだ。教育をするとすれば、警察だろう。そして、家庭であり地域だろう。
今、どの学校でも「薬物乱用防止教育」が行われている。私が勤務する学校でも警察関係者が講師として来校し、薬物乱用防止に関する講習を行っている。これからは、「闇バイト防止教育」が学校で行われるのだろうか。なんでもかんでも学校に課題を持ち込むのはどうかと思うが、世の中はどう考えているのだろう。
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