東京都知事選より補選に注目!


 7月8日、今日の報道は東京都知事選一色、昨日も7時58分からNHKの選挙特番を見ていたが、8時になったとたんに小池氏の当確のテロップが打ち出され、それ以降は石丸氏の敗戦の弁を聞いて、チャンネルを変えた。首都東京がどうなるか、それは今後の国政にも大きな影響を及ぼすが、今回の都知事選は、小池パワーの底力に終わった感じだ。
 それにしても、石丸氏は善戦した。政策をあまり語らず、わかりやすい言葉で、端的に語る彼の主張は、10代・20代の若者に届いたようだ。この世代の投票先としては、小池氏、蓮舫氏を抜いている。SNS、youtubeを利用する彼の戦略は、都民だけではなく、国民全部に訴えるモノだった。NHKの解説委員長が「石丸旋風」と評したのも理解できる。
 蓮舫氏は、石丸氏支持の若者世代に焦点を当てたはずだ。しかし、そっくりそのまま石丸氏に持って行かれた。国政の対立を都知事選に持ち込み、小池氏のレッテル貼りからはじまった蓮舫氏の選挙戦略は、根本的に間違っていた。橋下氏や泉氏が言うように、小池氏以上の都政ビジョンを打ち出すべきだったのだ。国政補選に勝利した立憲民主党の驕りともいえる。自民党の逆風が都知事選でも吹き荒れると読んだのだろう。更に、共産党との共闘が、立憲共産党と揶揄されたことも無党派層が離反した要因だろう。今後1年以内に実施される国政選挙に戦略の練り直しが必要だ。
 
 知事選よりも今後の選挙を占うのは、都議補選であろう。(関西では)あまり注目されなかったが、おもしろい結果になった。9都議選挙区のうち、8人を立候補させた自民党は、2勝6敗と大きく負け越したのだ。特に荻生田氏の地元の八王子市で、自民候補が負けたことは、今回の裏金問題への自民への逆風が、まだまだ吹いていることを示している。1年以内に実施される衆議院選挙が楽しみだ。

 最後に、石丸氏、本当に広島1区から出馬するのだろうか?出馬すれば、話題性が富む。岸田落選もあるのではないか。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

PAGE TOP