なぜ民間?


 ドミノピザの馬鹿な若者についてブログを書こうと思っていたが、読売新聞を読んでみると、教育ルネサンスが久しぶりに掲載されていた。「読書のススメ」である。なんと、民間の読書サークルが増えているらしい。確かに、読書をする時間が多い子どもと学力については正の相関関係が存在する。ただし、因果関係ではない。つまり、読書をするから成績が良いのか、成績が良い子が多くの本を読んでいるのかはわからない。しかし、保護者にとっては、子どもがゲームにハマるよりも読書をしてほしいと思うだろう。しかし、である。なぜ民間なのだろう。専門家は次のようなコメントをしている。
「子どもがゲームや動画視聴ばかりで『本を読んでほしい』と思う保護者が広がる一方で、どのように読書習慣を身に付けさせれば良いか分からず、民間サービスに頼る家庭が増えている」
「読書で養える想像力は就学前の大人の関わり方で変わる。幼少期から子どもが自ら本を取れる機会を作ることが重要だ」

と。

 この記事を読んで思ったのが、家庭の教育力ってここまで落ちているのかということだ。親が読書習慣をどうつけさせていいか分からない?子どもが寝る前に読み聞かせを小さいころからすればいいじゃないか。それで、子どもは本に興味を示すようになる。簡単なことだ。要は、親も本を読まないのだ。リビングで、スマホを弄っている親の姿を見て、子どもはスマホに興味をもつ。親をまねるのだ。親がリビングで本を読んでいれば、「ナニしているの?」と子どもは尋ねてくるだろう。その時、「本を読んでいるの。この本にはね・・・・」と本のことを子どもがわかるように話してあげれば、本に興味を示す。とにかく、親の姿勢、親の背中が大事なのだ。子どもに読書習慣をつけさせたいなら、まずは親が読書することだ。


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