能登の学校はどうなっているのだろう?

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 元旦の大地震から日が経つにつれ、その被害の大きさが明らかになってきた。津波の映像こそあまりないが、場所によっては4mを超える津波が押し寄せたと言われている。特にひどいのは、道路が寸断されていることだ。孤立集落があちこちにあり、数時間歩いて、やっと情報を得ることができたという報道もある。安否不明者も200名を超えている。生存率が急激に下がると言われている72時間が過ぎてしまった。一人でも多くの人が救出されることを願う。それと共に、救援物資が少しでも早く届くことを願っている。
 朝、昼、夜とニュースを欠かさず見ているが、あることに気づいた。地域の学校が避難場所になっている映像がほとんど出てこないのだ。阪神淡路大震災でも東日本大震災でも学校が避難場所になっている映像を、よく目にした。ところが、今回の地震では、ほとんど目にしない。公民館などが避難施設になっている。学校は、一体どうなっているのだろうと不安に駆られた。
 今日も新聞をくまなく読んだ。そうすると、やっと学校に関する記事を見つけた。文科省がまとめた内容である。石川県の400校を超える小中高の学校が被災したとある。さらに、34校が避難場所として活用されているとあった。地域の学校は、避難施設として耐震工事が進んでいると思っていたが、かなりの数の学校が被災してしまったのだ。避難場所として使えないのだろう。改めて、今回の地震の凄まじさを感じた。
 先生方はどうしているのだろう。多くの先生達は、自らも被災しているはずだ。学校に出勤しているのだろうか。こんなに道路が寸断されている状況では、学校に辿り着くことさえ難しいのではないかと思う。1月9日から多くの学校で始業式が予定されていたのではないか。これから能登地方の学校再開は、どのようになっていくのだろうか。心が痛む。


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