2月25日の読売新聞の31面に、小さな記事で「学生書籍費 月1000円割る AI生協連調査 AI『利用』急増92%」という記事が掲載された。記事の内容は、「『書籍費』が初めて1000円を下回るなど、物価高で学習や娯楽関連の費用を節約する傾向が浮かんだ」と節約志向が要因というのだ。そこで、元データにあたってみようと、「第61回学生生活実態調査 概要報告」にアクセスしてみた。詳しくは、以下のURLから見てほしい。
https://www.univcoop.or.jp/vision/vision_1896.html
このデータを基に下記のようなグラフを作成した。書籍費・勉学費を合計したものと電話・通信費の推移である。

そうすると、下宿生も自宅生も勉学・書籍費が2025年に大きく減少しているが、電話・通信費は急激に増加しているのである。つまり、大学生は、本を読んで勉強するよりは、ネットの世界に浸っているという事ではないだろうか。これほど急激に通信費が増えた要因は何だろうか。それは、生成AIである。
次にグラフを見てほしい。これは、生成AIの利用目的である。記事にも生成AIの利用経験が24年度の68.2%から92.2%に大きく跳ね上がっていると記載されている。何の目的で生成AIを利用しているかというと、もう生活全般と言えるのではないだろうか。

大学生だから、授業や研究、論文・レポート作成が目的になっているのがわかるが、今の大学生は、あまり自分の頭で考えて、「0から1を産み出す」ことをしていないようだ。これでは、頭は鍛えられない。日本の将来は大丈夫か、というより、これからの人類は大丈夫かと思ってしまう。「ターミネーター」の世界のようにAIに支配される世界が、近づいているのかもしれない。その証拠に「相談・雑談相手」「遊び・興味」にまで生成AIが浸透しているのである。
この傾向は大学生だけではなく、社会人でも顕著らしい。このブログは、データを基にして、新聞記事とは違う切り取り方を私の頭で考えて行っている。できる限り、「0から1」を産み出すように頭を使っている。
もしかすると、これからの若者に物を尋ねると、「ちょっと待って、AIに聞いてみます」とスマホをいじくるのではないか。
「いや、君の意見を聞いているのだが・・・」と言っても、「私の意見より、AIの意見の方が正しいですから」と言われそうだ。

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