雑感

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①図書館司書の配置問題 
本日12月25日の読売新聞に、学校司書の配置に関する問題が提起されていた。読売新聞としては珍しい教育に関する問題をクローズアップしていた。調査により小中の義務教育学校で、図書館司書を専門として配置している学校が、自治体によりかなり格差があるという実態が明らかになった。専門の図書館司書が配置されていても、一人で数校を掛け持ちしていたり、賃金も最低賃金ギリギリだったりと、日本の教育行政の貧弱さが浮かび上がってくる。
 今の学習指導要領では、小学校からの探究学習が重要と謳っている。本格的な探究学習では、「なぜ?」という問いを立てるところから始まるが、その問いを立てるには、問いを立てるための知識が必要だ。その知識を積み重ねていくのが、小中学校時代、特に小学校であろう。小学校でどれだけ関心のある物事に対して深く調べることができるかは、その後の探究学習の水準に大きく影響する。この調べ学習で重要な役割を果たすのが図書館である。府立高校に勤めていた時から、図書館の充実はとても重要であると考えていた。しかし、図書館の充実は成しえなかった。これだけは、教育行政の支援が無ければ無理な話だろう。いつになったら、学校の図書室は充実するのだろう。

②日本の生産性問題
日本の労働生産性がOECD加盟国38か国中、30位という発表があった。こんなに日本の生産性は低いのだと改めて思わされた。正直ショックである。日本はいつからこんな国になってしまったのか。数年前の東芝問題に続いて、ダイハツでも大きな不正問題が発覚し、会社として今後どうなるのかと思わせてしまうほどの問題となっている。日本のモノづくりは、もう世界に通用しないのだろうか


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