部活動指導員等の不祥事

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 昨日、今日と部活動の地域展開に関する話題が読売新聞に掲載されていた。
5月28日にはスポーツ面で「平日地域展開 実現に壁」という見出しで、記事が掲載されていた。今は休日の部活動を地域移行する段階だが、2026年度から平日も地域展開するというのである。地方では、休日の地域移行もままならないのに、平日もとなるとハードルが高いように思われる。保護者が部活動指導に携わっている例も紹介されていた。

 同じく28日の読売新聞には、スポーツ庁が「部活 外部指導者に処分指針」という見出しで、トラブルを起こした指導者への処分指針を定める方針を決めたと報じられている。そして、今日5月29日の読売新聞には、「元教え子少年らにわいせつ」「大阪地検 ソフト元指導者を起訴」という記事が掲載されていた。私もつい最近ソフトボールの女性指導者の暴言をブログで紹介したところだが、スポーツの地域指導者・部活動指導者の不祥事が急増しているようだ。「不適切行為 相談536件」という見出しも掲載されていた。

 相談の中身は、暴言・暴力やパワハラに加え、セクハラもあるという。男子に対する不同意わいせつ行為もあるという。スポーツを子どもたちに指導しようという熱意はありがたいが、これだけ不祥事が増えるととんでもないと言わざるを得ない。傾向としては、2種類だろう。一つは、自らのスポーツ体験をそのまま行い、様々な暴言・暴力・パワハラを何の躊躇もなく行うケースだ、

 そして、もう一つの傾向は、やはりセクハラである。今回のニュース報道もセクハラ問題だ。スポーツ庁もこのような問題に対する指針を出すようだが、その指針が徹底されなければ意味がない。部活動指導員への研修をどのようにするのかも含めて、地域格差のないように行ってほしいものだ。


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