認定クラブ全面参加の愚

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 3月13日(金)の読売新聞スポーツ面に「全中 認定クラブ全面参加 26年度から都道府県大会にも適用」という見出しで、日本中学校体育連盟が2026年度の全国中学校体育大会(全中)から、部活動改革の受け皿として自治体から認定された地域クラブの出場を全面的に認めることを決めた。

 この問題は、以前から言及していたが、そもそも全中が必要なのかという問題である。中学生は、まだまだ成長過程にあり、個人を取ってみても、早く成長する生徒もいれば、遅い生徒もいる。そういう中で、全国一を決める意味がどこにあるのだろうか。そんな勝利至上主義の温床になるような大会は、解消する必要がある。地域ごとのリーグ戦を組織することで、心身ともに成長する機会を確保することができると思うのだ。

 中学時代に全国一になったとしても、果たしてそのまま成長するとは限らない。高校・大学・社会人になれば、周囲の選手も成長してくる。たまたま、中学校の時に、成長が早く好成績を修めたという事も有るのだ。そうなれば、人生に大きな挫折感を味わう事にもなってしまう。

 更に、全中があることにより無理してしまい、ケガ・故障を誘発してしまうこともあり得る。そんな危険性もあるような大会は、止めた方が良い。もっと、生徒の成長を考えたシステムになぜならないのかと思ってしまうのだ。

 全中は、全国の中学生のほんの一握りの中学生のための大会だ。そのために、多くの労力が必要になる。それも公立中学校を含む教師の労力である。学校現場の働き方改革が壁にぶつかっている今、全中は本当に要らない。


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