どうもトラブルはいじめの相談らしい。加害者側の母親の娘Aさん(小2)が同じクラスのBさんからいじめを受けているという相談のようだ。乱入してきた男二人は「B!」と叫んでいたらしい。それにしてもなんと浅はかな母親であり、知人の男たちなのか。こんなことをして、(たとえいじめがあったとしても)トラブルが解決すると思っているのだろうか。子育て世代や教育関係者の関心も極めて高い事案なので、詳細な説明が求められる。必ず学校での保護者説明会が開催されると思われるので、全容が明らかになるだろう。
知りたいことを列挙すると、
1.母親の相談事項について
①いじめの事実はあるのか
②母親はいじめ事案について、何を要求したのか
③それに対して学校側はどのように対応したのか
④話し合いがまとまらなかったということだが、何が相違点になっていたのか
この保護者対応に関して、2回目の対応と報道されていたと思うが、
⑤学校側は、この保護者対応の事案に対してどのような認識をしていたのか
⑥担任と保護者という対応で良かったのか。学年主任や教頭など複数の対応が求められる事案ではなかったのか
⑦相談が物別れに終わって、男たちが侵入するまでにタイムラグがあるが、この間学校はどのような対応をしたのか
⑧母親が突飛な行動をすることが予見できなかったのか(私の経験では、予見できることが多く、少なくとも教職員間で「何か起こるかもしれない」という情報共有はできる)
2.男たちの侵入及び暴行について
①なぜ、男たちの侵入を許すことになったのか。セキュリティの問題点は何か
②今後、立川市(東京都)は、どのようなセキュリティ対策を行うのか
3.子どもたちの安心・安全について
①いじめの関係者とされたBさんについて安心・安全をどのようにするのか。
②加害者側の娘Aさんに対しても同様のケアや今後の指導をどのようにするのか
③2-②に関係するが、小学校全体の児童、そして立川市の児童生徒のケアをどのようにするのか。同様の事案が起こらないとも限らない。
これは、余談かもしれないが、今回の男たちの犯罪行為は、暴力行為、致傷罪、建造物侵入罪、器物破損罪などである。この行為について、どのような刑が言い渡されるのか。これが小学校という子どもたちがいる場所でなかった場合、刑が言い渡されても厳罰が処せられるとは思えない。しかし、子どもたちや親の不安、そして地域住民の不安を考えると、通常の罰し方で良いのかという疑問もある。果たして、司法はどのように判断するのだろうか。
この事件の影響で、益々教員志望が減るだろう。学校及び教員の安全確保を図る教育行政の取り組みが求められる。
コメントを残す