私の漢字は「酷」!


 今年の漢字は、「税」と決まった。税に関する話題が尽きない1年だったから当然だろう。増税、減税、インボイス制度、消費税減税はどうなるのか、そして「増税メガネ」まで飛び出した。減税するぞ!と言って、これだけ支持率が上がらないのも珍しいのではないかと思う。日本の国民はデモやストライキは起こさないが、相当怒っている表れだろう。私も怒っている。

 私が今年の漢字を選ぶとしたら、「酷」だろう。「ひどい」という意味である。とにかく酷い1年であった。
 まずは、中東紛争である。ハマスも酷いがイスラエルも酷い。ガザの民間人犠牲は増える一方。子どもの犠牲も相当数に上る。先行きが見えない紛争だ。国連の対応も酷い。これだけの悲惨な状況であるにも関わらず、国連は何もできない。常任理事国の拒否権の問題だ。ウクライナ戦争では、ロシアが拒否権を行使し、中東紛争ではアメリカが拒否権を行使する。これが国際政治とは言え、酷いものだ。犠牲を強いられるのは、何の罪もない民間人、子どもたちである。
 次は、ウクライナ戦争。まだまだ終わりが見えない。反転攻勢も成果が見えない状況で、冬を迎えることになる。ロシアはインフラ攻撃を続け、極寒の中、暖をとれない状況で過ごさなければならないウクライナ国民にとって、過酷な冬になる。酷いものだ。ここにきて、「支援疲れ」が報道されている。ウクライナを西側諸国は見捨てるのか?ここでロシアが勝利したら、その後の世界は専制主義国家がリードする世界になる。酷い世界が予想される。
 中国。福島原発の処理水問題の対応、世界の多くの国が賛同を示している中で、ひとり、拳を振り上げてしまっておろせないでいる。このことで、日本の水産業者は大きな打撃を受けた。酷いものである。中国には科学というものは存在しないのか!
 国内政治。今回の政治資金に関するキックバック不記載問題。本当に腹が立つ。酷い上にも酷い。もう、岸田政権は終わりだろうが、次はどうなるのか?アメリカやイギリスならば、野党にも政権担当能力があるが、日本の野党にはその能力が欠ける。そのことが自民党政権を延命させているのである。ほんの少しの意見(路線)の違いで、政党が乱立する野党。酷いものである。一度は期待して政権を担当した民主党の体たらくは酷いものだった。あのトラウマからいつ抜け出せるのだろう。
 
 そして、私。とにかく劇的な一年だった。今までの人生で味わったことがない酷い年だった。あまりの当局の酷さにさっさと前職を退職した。しかし、急な展開のため十分な就職活動ができず、年収は半分以下だ。何とかしようともがいた1年である。まだまだ、もがくぞ!と思っている。


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