明日、８月２４日から「処理水」の放出が始まる。「処理水」の放出に向けて,国際的基準も国内的基準もクリアしていることは、何回も報道されている。「処理水放出」は問題ないのである。しかし、懸念されることは二つ。一つは風評被害、もう一つは中国をはじめとする外国への日本産の水産物の輸出問題である。後者は、どうしようもない。粘り強く理解を求めていくしかない。しかし、中国政府の「汚染水」という表現やその対応は、明らかに日本への嫌がらせであり、この「処理水」問題を日本の弱みとみて、政治問題化しようとしている。一つ目の問題も含め、日本政府はどうすればよいだろうか？
この間の岸田首相、西村経産相の動きや発言を見ていると、関係者である漁業従事者との対応を行い、「責任もって対応する。風評被害についてはきちんと補償する」という旨を述べている。このニュースをここ最近ずっと聞いていると、何となく違和感が生まれてきた。その違和感とは、つぎのようなことである。
「処理水は、安全なのでしょう。そうしたら、漁業関係者とばかり話をせず、もっと国民に向かって『安全である』ということを訴え、そして政府自ら福島産の水産物を積極的に購入し食したらどうですか。この対応だと、『風評被害は当然起こる』と想定しているようなもの。もっと身をもって福島産の安全をアピールしたらどう？」
というものである。こんな思いをしながら、今日の新聞を読むと早速大阪府吉村知事が、府庁の食堂の水産物を福島産にすると発表していた。この感覚が大事だと思い、「やるね！吉村知事！」と心の中で呟いた。
この「処理水問題」は、漁業関係者の問題ではなく、日本の問題だ。同じ日本人が福島産を忌避したら、中国をはじめ福島産の水産物の輸入を禁止した国は、「それみたことか、同じ日本人でも福島産は食べないじゃないか！」と嘲笑するだろう。ここはひとつ、「日本は、ONE TEAM！」であることを諸外国に見せつけなければならない。
福島産を忌避する日本人の方へ。これはあなたの科学への認識を問う課題ですよ。忌避する人は、科学を理解できない人です。忌避する行為は、中国を利するだけです。ここは、感情に流されず、きちんと頭で（理性で）考えて、福島産の水産物を日本人全員で食べましょう！そして、福島に旅行に行きましょう！こういうムーブメントが、中国への反論となります。この問題の諸外国の理解に繋がります。
最後に韓国の尹大統領、ありがとう！感謝申し上げます！
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