9月9日にニュースを聞いていると、関西圏でも学校での盗撮事件が複数発生していることが分かった。一つは、京都府長岡京市の中学校、もう一つは、大阪府東大阪市の小学校である。
長岡京市内の市立中学校に勤務する男性教員が、今月5日、モバイルバッテリー型のカメラを校内に設置し、着替えていた女子生徒5人を盗撮した疑いで9日、警察に逮捕された。
東大阪市にある市立小学校に勤務する男性教員が、教室内で男子児童が着替える様子をスマートフォンで盗撮したとして逮捕された。調べに対して「立場を利用して盗撮しました」などと供述している。
これだけ、世間で盗撮事件が多発し、世間の注目を浴びているにも関わらず、そして、盗撮写真や動画の共有サイトを作るという悪質な事件が発覚しているにも関わらず、この手の事件が後を絶たない。やはり、性的嗜好と結びついているのではないかと思わざるをえない。性的嗜好と結びついている限り、余程強固な自制心を持たないとこの手の犯罪は止まらないと思う。まずもって、性的刺激を受け続ける学校という場から、このような嗜好を持つ人物を排除する必要がある。ただ、この手段が難しい。
京都府長岡京市の逮捕された教師も「人気の先生」であったという。どのようにしてこのような嗜好を持つ人物を見つけ出すか、決め手はないとしか言いようがない。愛知県みよし市で、学校に監視カメラを設置したというが、対象人物を炙り出すというよりは、抑止を狙ったものである。2026年度中に日本版DBSが施行されるという事になっているが、この場合も過去に性的犯罪を起こした人物を排除するための制度であり。発覚していない事件で、現在進行中の事件には対応できない。
江戸時代の「5人組」制度のように互いに監視し合うような教職員集団は、非常に嫌だし、管理職も部下の教職員を疑いの目で見たくないだろう。しかし、ここまで盗撮事案が発生すれば、互いに「あれ?なんかおかしい」と思った感覚を大切にするしかない。いやな世の中になったものである。
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