河内長野の実家に戻って1年と1か月が過ぎようとしている。昨年1年は、自分の身の上に起こった様々なことを消化しきれず、また新しい生活への順応を第一に考えて余裕のない日々を過ごしていた。冬にずっと前に庭に植えていた蝋梅が満開を迎え、心に温かいものが流れた。冬を終え、春を迎えるにあたって、家にほったらかしにされている様々な植物をきちんと世話しようと思った。最初に手をかけたのは風蘭である。家にある風蘭は、20年以上も前に、園芸店で購入したものだ。中国雲南省のものという触れ込みであったが、一株100円程度の安売りだったので3株買った。20年の歳月で、この3株が増えに増え、20鉢以上になっていた。ところが、校長という仕事をしたり、兵庫県で仕事をしたりして、ほったらかしになっていた。この風蘭を新しい水苔に植え替えた。大株から小さな葉が二つしかないものまで、植え替えた。植え替えて、1か月近くになるが、どれも順調に育っている。今年は花を咲かせるまでに回復してくれるかどうかだ。まずは見守りたい。
もう一つは、おふくろが育てていた紫蘭だ。鉢に植えられていたが、これもずっとほったらかしだったので、鉢から上に盛り上がっていた。鉢から抜こうとしてもなかなか抜けない。仕方ないので、鉢を割った。4つの株に分けて新しい鉢に植え替えた。もしかしたら、今年花をつけてくれるかどうか。つけなくても構わない。今年1年、じっくりとエネルギーを蓄え、来年に備えてくれたらよいと思う。
新しい植物も植えた。バラと梅である。バラも梅も紅である。どんな花が咲くか楽しみだ。蝋梅は、無茶苦茶たくさんの実をつけている。9月に採取できそうだ。取り巻きにして、網伏せで盆栽の素材でも作ろうと思う。この他にも裏庭の狭いところに桜の苗を植えた。一応、葉を出し、頑張って日を受けようとしてくれている。さて、どこまで成長するだろう。
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