株価最高値!


 今月22日、日経平均株価は大きく値上がりし、終値では3万9098円68銭をつけ、バブル絶頂期の1989年12月29日の史上最高値・3万8915円87銭を34年ぶりに更新した。株を持っていない私にとっては、「ふーん」という話だし、日本の経済が良くなっているという実感もない。契約社員として今の学校で働いている私にとっては、給料が上がる見込みもない。ということは、物価が値上がりしているので、実質賃金がマイナスになっている。そんな気持ちで、録画していた「正義のミカタ」を昨夜見た。やはりそうなのだ。株価の最高値と日本経済の好調は関係ないのだ。名目GDPはドイツに抜かれているし、なんと実質賃金は22カ月連続マイナスらしい。確かに、株価が下がるよりも上がる方が良いのだが、そのことによって恩恵を受けるのは、株を持っている富裕層である。本当に、経済の好循環をもたらそうと思えば、賃上げが極めて重要なのだ。この春闘がどういう結果になるかで、今後の日本の経済の行方が変わってくる。
 日本の経済のかじ取りをするのが、政府と日銀だが、番組に出演していた高橋洋一氏によると、行うべき政策をバブル崩壊後にも行っていれば、日本の所得は、3倍になっていたという。これには驚いた。如何に日本の経済政策が間違っていたのかということだ。更に、まさに今、また間違おうとしているというのだ。日銀の植田総裁が金利を上げようとしている。おそらくこの春にも上げるだろう。そうすれば、せっかく経済が上向いてきた端緒にもかかわらず、また経済は冷え込んでしまう。高橋氏曰く、「日本の経済政策は、バブルをビビりすぎている」らしい。

まともな経済政策を打ち出せる政治家はいないのだろうか。


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