本日、朝から医者に行ってきた。発熱しているので、待合室に入れてもらえず、昨日までとはうって変わって冷たい風が吹く中、1時間以上外で待たされた。診察を受けると、鼻に長い綿棒を差し込まれる検査を受ける。結果は、インフルエンザA型だった。職場に同じインフルエンザA型にり患した方がいるので、もらってしまったのだろう。私は、あまりインフルエンザはり患しないのだが、これも年のせいかもしれない。
さて、11月17日の読売新聞の人生案内に小学6年生の相談ごとが掲載されていた。要点は、
・学校にほぼ行っていない。友達との関係が嫌だ。
・塾に週3回行っているが、通塾するのが嫌でオンラインで勉強している。
・学校の先生はサポートしてくれるが、信用が置けない。
・親と話をしても喧嘩になる。
・内心は学校にも行きたいし、中学受験の勉強もしたい。
最初に思ったのは、この子は何を目的に中学受験をしようとしているのかということだ。公立中学校に行けば、小学校での関係を引きずることになってしまうので、心機一転違う環境で頑張ろうとしているのかもしれない。相談に応じた尾木氏も「原点の動機を見つめなおしましょう」と言っている。正しい指摘だろう。この小学校6年生が、どんな児童かわからないので軽々には言えないが、「この子、受験会場に行けるのかな?」と思ってしまう。学校もイヤ、塾もイヤ、先生も信頼できない、親もダメ、という周囲を拒絶している状況で、次の一歩は踏み出せるのだろうか。
よく似たケースを経験したことがある。附属中学校での受験の時である。小学校での人間関係の問題で附属中を受験した児童がいた。祖父母も一緒に車で附属中に来たのだが、頑として車から下りなかった受験生がいた。祖父母も母親も説得しているのだが、車の中で、叫びまくっているのだ。ぎりぎりまで待ってあげたが、その子は受験できず帰った。
この子は、自分を変えたいという。それなら、昨日のように今日を過ごし、今日のように明日を過ごすのではなく、何か違うことを始めなければならない。本当に自分を変えたいのなら、先生に相談することもできるだろうし、ゲームを我慢することもできる。相談内容を読んで、「この子は、本当に自分を変えたいの?」と思ってしまった。変えるためには、何か違う一歩を踏み出さないと、変えることはできない。
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