日本人の美徳


今日から仕事。河内長野駅に行くと、いつもと雰囲気が違う。人でごった返しているのだ。掲示板を見ると、南海高野線で人身事故発生。堺東までの折り返し運転しか行われていない。なんとも言えない気分のまま、近鉄に乗る。地元でない人はわからないだろうが、河内長野駅には、近鉄も乗り入れているのだ。

  久しぶりに乗る近鉄電車は、通常の利用者に加え、振り替えの乗客もおり、満員。やっと阿倍野橋駅に到着した。振り替えなので、通常の改札ではなく、駅員の改札を通らなくてはならない。改札に行ってみると、人が殺到している。しかし、整然と一列に並んでいるのだ。割り込む人もおらず、後から来た人も列の後ろに並んでいく。当たり前のことといえば、当たり前の事だが、微かな感動を覚えた。やはり、日本人は真面目なのだ。みんな、いつもと違う通勤経路で、時間に間に合うかとイライラしているだろう。それでも、誰も改札をもうひとつ開けろとはいわず、並んでいるのだ。これが、海外だったらどうなっていただろうと思うと、これも日本人の美徳のひとつだと思わされた朝だった。


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