8月21日、正午のNHKニュースを休憩時間に見ていると、広陵高校野球部のニュースが速報で飛び込んできた。以下のような内容だ。
★中井監督と息子の中井部長を交代
★1・2年生の部員にいじめアンケートを行ったが、いじめはなかった
★高野連に報告して秋季大会に参加することになった
というものだ。「はあ~?」と言わざるを得ない。部員に対するいじめアンケートを行って無かったから公式戦に出場するって、あまりにも厚顔ではないか。今週水曜日に発売された週刊文春で掲載された記事とは大違いだ。広陵高校野球部では、いじめ・暴行・暴力が横行しているというのが、週刊文春の言わんとしているところである。同じような趣旨の記事が、他誌にも掲載されている。それを1・2年生のいじめアンケートでいじめが無いから、「はい、公式戦出ます」はおかしいだろう。
まず、野球部の部員だけにアンケートをしても意味がない。強豪のチームである野球部に希望して入部して、「はい、部にはいじめがあります」と回答すれば、公式戦に出場が危ぶまれることは高校野球に関わっている者なら誰でもわかる。このアンケートだけで、「広陵高校野球部にはいじめがありません」なんて誰も信用しない。アンケートを行うなら、最低全校生徒に対して行うべきだ。それでもいじめの事実は出てこないかもしれない。アンケートを行うなら、以前野球部に在籍していて退部した生徒や、転校していった生徒にも行うべきだ。そうしないと、真実がわからない。といっても、学校側はそんなことを絶対やらないだろう。学校は、中井監督の交代理由を明らかにしていない。理由も明らかにせずに中井親子を交代させて、トカゲのしっぽを切って解決させるつもりではないか。
監督・部長を交代させて、新体制になったからそれで解決ではないだろう。また、「学校改善検討委員会」を設置するというが、何よりもまず、広陵高校が大会途中で出場辞退をすることになるそもそもの暴力事件について、正式な「第三者委員会」を設置し、事実を明らかにすることが先ではないだろうか。学校任せにせず、なぜ広島県は動かないのか不思議でならない。
そこで提案だ。とにかく、広陵高校野球部で被害に遭った関係者は、広陵高校野球部を告発しよう。自分が受けたいじめ・暴行・暴力を白日の下に晒そう。そうでもしなければ、このやくざ的体質を持ち続けている野球部は改善しない。告発は何でもよい。SNSでも良いし、週刊誌でも良い。できれば、裏どりを一定されて信頼がおけるメディアが良い。
とにかく、徹底的に広陵高校の野球部の膿を出さなければ、継続して被害者が出てくる。中途半端に終わらせてはいけない。やるなら、徹底してやるべきだ!そのためにも、教育行政が積極的に関係しなければならない。なので、告発すると同時に、広島県知事に原因究明を訴えるのがよい。それで動かなければ、大問題だ。
広島県学事課は、一向に知らぬ存ぜぬを決め込んでいる。こんな私立高校を野放しして良いと思っているのか!
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