学校まるごと図書館!


 本日の教育ルネサンスの「読書のススメ2」に広島県府中町の府中小学校の取り組みが紹介されていた。校舎のいたるところに本が設置されているのだ。この取り組みをやりたかったというのが正直な気持ちだ。前に勤めていた附属中学校で校舎の改修工事の話が持ち上がったとき、「図書館をどうするか」ということが中心テーマになった。この時に、附属中学校の先生が、「ゼネコンが面白いことをしていますよ」と紹介してくれたのが、鹿島建設だ(下にURL)。鹿島建設は、校舎の新築・改築に生徒が参画する取り組みをしている。その取り組みの中で、図書館の斬新なデザインも紹介してくれた。コンセプトは、「1日1回は図書室へ」だ。どういうことかというと、図書室を通らないと教室に行けない仕組みになっているのだ。つまり、校舎の玄関が図書室という設計になっている。「いいね!」と先生方と話をしていたことを覚えている。とにかく本が子どもの身近になくては、本を読もうとしないのが、今の子どもたちだ。府中小では、1か月に3冊以上本を読む割合が59.6%だったのが(これでも高校生に比べるとすごいが)、21年度には99.9%まで向上したという。平均読書冊数も9.9冊だというからすごい。素晴らしい取り組みである。

https://www.kajima.co.jp/tech/school/new_value/learning/index.html


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