奈良県の選択

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 熊本市とは、真逆である。奈良県は令和8年度から土日の部活動を廃止すると決定した。部活動指導員500人を採用することが必要になるという。山下知事は7日の会見で「少しでも先生が子供と向き合って、会話する時間を多くとっていただきたい。先生でなければできない仕事に集中してほしい。それで子供の健全な発育成長を促したい」と話した。全く賛成である。
 全国の都道府県では初の試みである。山下知事の勇気を称賛したい。こういう思い切った教育行政を行わない限り、学校現場は変わっていかないだろう。公立中学校の教師の約37%は過労死ラインを超えて働いているのだ。教師でなければならない仕事に集中してほしいというのは、まさにその通りである。教師に負担を強いる熊本市の判断とは真逆である。これから部活動指導員などの確保が大変だと思うが、是非とも民間スポーツ施設の協力、一般の人の部活動指導員への養成を行い、実現してほしいと思う。スポーツ系の学部を有する大学も、部活動指導員の養成に協力すべきだと思う。

 とにかく、この奈良県の取り組みを成功させるために、「チーム奈良」で取り組んでほしいと思う。


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