1月22日、大阪W選挙戦が始まり、吉村知事は難波を皮切りに選挙活動を開始した。難波にある私の職場にも、スピーカーから流れる声が職場まで聞こえてきた。オールドメディアは、高市首相が決断した衆院解散―総選挙に根拠はないと垂れ流すが、この大阪のW選挙の方が、意味が分からない。
吉村知事と横山大阪市長は、大阪都構想をめざすために、辞職し、選挙を行い、信任を得るという。だが、都構想は2度の選挙で否決されているのだ。それに吉村知事も「私の在任中は、都構想は提起しない」と言った。それにもかかわらず、3度目の提案である。それも、突然の選挙だ。維新を支持する大阪府民でさえ、「???」となるのではないか。さらに、知事には無所属で2名が立候補を表明したが、他党は候補者を出さず、完璧に吉村-横山の独り相撲的選挙となってしまった。これこそ、大義の無い選挙と言わざるを得ない。
誤解が無いように言っておくが、私は大阪市を廃止して特別区にする都構想には賛成である。大阪市のような巨大都市が、基礎自治体の役割を果たしながら、関西圏の経済をけん引するには、無理がある。かつ、大阪府・市は、他の政令指定都市や府県と比べて、自治体の面積が極端に狭い。狭い自治体のど真ん中に同じような行政権限を持つ二つの自治体が存在するのだ。
大阪市と大阪府の首長が違う政党であったときの大阪二重行政は酷いものだった。維新が大阪市と大阪府を独占してから10年が経ち、二重行政が解消されているので、この問題を実感する人は、若者を中心に減ってきたが、ひとたび異なる政党の首長になれば、元の木阿弥だ。これを解消するのが、大阪都構想なのだ。
ただ、吉村-横山コンビに言いたいのは、たとえ都構想、大阪副首都をめざすにしても、順番が違うだろうという事だ。まずは、国レベルで副首都構想の議論が進まなければならない。これがまだ一切議論されていない段階では、国民も「はて?」という意識のレベルでしかない。
国での副首都構想の議論→副首都に手を上げる自治体が出る→副首都のための大阪都構想の選挙
の順番だと思うのだ。
今回の大阪W選挙、二人の首長の先走った思いによる選挙だ。盛り上がっているのは二人だけ。維新の国会議員、大阪市議会議員も選挙に反対が多数なのだから。議員が反対していると知ったとき、私は「維新の議員にもまともな奴がいるもんだ」と思った。維新の議員はとかく不祥事が多い。それは促成栽培されているからで、有象無象の衆の様相の部分があるからだが、今回はまともなことを言うと思った。それほど、今回の大阪W選挙に大義はない。

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